これは単なる主観の話。感想。批評や批判でもない。
マンガ図書館Zで『OPEN SESAME』を読んだ。
自分が読んだ中で一番近いタイプの漫画は『きまぐれオレンジ☆ロード』だったのだろうか、ずっとメインのキャラクターを対比していた気がする。
で、タイトルにも書いたとおり、最初から最後まで最上槙と鮎川まどかはダブっていた。同じくらい魅力的なヒロインだった。また、主人公の壇上大和も、春日恭介と違って超能力はないものの、ボクシングで地域トップクラスの実力があり、見劣りしないだけのパワーを持っていた。
しかし、恭介をまどかと取り合うことになる、檜山ひかるは『OPEN SESAME』にはいない。いや、幼なじみで元から好意を持っている水上葵というキャラクターはいる。いるのだが、彼女は檜山ひかるにはなれなかった。
もちろん、大和が東京に出て葵が地元に残るという筋書きの上では、彼女がレギュラーになれないのも無理はない。当然、恋愛でも不利なのは当たり前、フェードアウトしていくのはむしろ自然ではある。が、物語でしかもジュブナイルであるならば、せめてきちんとした形で決着を付けさせてあげられなかったかなあ、とかわいそうになったりする。
というお話。おしまい。
しかし、『OPEN SESAME』を読んで『きまぐれオレンジ☆ロード』に思いを馳せる2015年。
技術の進歩によって自分は過去に誘われていくんだなあ、と独り感慨にふけるのである。
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